認知症の義母の失禁・・第41話

要約

義母が夜中にトイレで排尿を失敗するようになりました。毎日ではありませんが、夜中に限ってです。寝ぼけているし、パジャマをすぐ下ろせないのかもといろいろ原因はありそうです。でも、注意しても認知症なのですぐに忘れてしまうので口頭は無理。そこでA3サイズぐらいの張り紙をトイレの入り口と中の2カ所に貼ることにしました。果たして効果ありや。

本題

昨日の夜0時近く、家内が義母に強めに話していた声が聞こえました。ちょうど眠ったばかりでしたが起き上がって、また義母が何かやらかしたと思いながら階段を降りてみました。すると、家内がトイレの前で中に居る義母に話しかけていました。

トイレで便座に座る前にパジャマをちゃんと下ろさずに、オシッコをパジャマに引っかけてしまったようです。またかよ・・先週あたりからときどき義母がパジャマやパッチを濡らすようになっていました。

家内が「パジャマをちゃんと膝の下まで下ろさないとダメでしょ」「またオシッコが引っかかったわよ」と言っています。義母は分らなかったとか、気がつかなかったとかしきりに言い訳をしています。

年齢と認知症のせいでパジャマの後ろ側が濡れたままでも平気なのでしょうか「大丈夫」と言いながらパジャマを履こうとします。「濡れてるから履き替えて、ダメでしょ」と家内に言われて渋々、家内に洗い立てのパジャマを履かせてもらっています。

先週は私も割り込むように漏らした義母にトイレで注意しました。でも、少し強めに言い過ぎて義母が泣き出しました。いや、また、鈍感にやってしまい・・それ以来、私は参入しないようにしています。毎日ではないにせよ、トイレの前で転んだり、漏らしたり・・なんとも・・。

最近は、注意の強弱にかかわらずすぐ忘れてしまうので、定番の張り紙を貼ることにしました。トイレのドアと入った正面に、カレンダーの裏側に大きく書いて貼り付けました。『座る前にパジャマを膝の下まで下ろすこと!』です。パジャマにオシッコが引っかかるとか、濡れるとかを書きませんでした。認知症を患っていると、情報がちょっとでも複雑になると、処理しきれないようなのでシンプルに。

たまたま翌日の仕事が無かったのでラッキーでした。こうした思いがけない出来事が夜中に勃発するので、綱渡りのような夜の時間帯です。・・転倒とお漏らしの二つの問題についての今後の対策を二人で話し合って①トイレの拡張・・もう少し広くする②手すりを追加③もっと脱ぎやすいパジャマやパッチに変更④紙パンツに排尿させる等々が、思い浮かびました。

①部屋全体の拡張については費用が掛かり過ぎるので、便器の薄いタイプがあれば取り替える ②いま検討中であり転倒防止に一番有効なので早く進める ③脱ぎやすいと寝てる間にズレてお腹が冷えることがありそう ④漏らすと後始末が大変で敷布の下に防水シートを引くにしても毎回敷布が汚れると厄介だし、第一、本人が紙パンツに排尿したがらないかも。

いずれにしても、張り紙をしたばかりなので、その効果を見てからまた検討することにしました。有力な項目は①の便器を薄いタイプに変更②の手すりの追加と③のパジャマをジャージに変更の三つです。トイレ拡張もかなり効果がありそうですが、部屋を広げるとなると改築工事となります。費用は何十万ではなくゼロがもう一つプラスになるので、かなり検討しないと・・。

できる限りの対策をとっても間に合わないときは仕方ないですね。トイレに入ったときに尿意がいっそう強くなって、間に合わないこともあるでしょう。年齢と認知症を考えると、それはどうしようもないことです。怒っても嘆いても意味が無いです。やるしかないです。

第41話を有り難うございました。

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