認知症の義母のテーブル・・第45話

要約

義母が食事中に頻繁ではないにせよ、こぼすことが多くなりました。それで義母専用のテーブルを買って、テーブルを体にぐっと引き寄せて使ってもらうことにしました。ところが安定性重視でテーブルを選んだばっかりに、テーブルの下側に椅子が入らないことに。・・試行錯誤の日々です。

本題

義母は、今年に入ってから箸の使い方が危うくなっています。エプロンを着けては居ますが、食事の度にこぼすので、ワンちゃんがそれを拾って食べています。義母がこぼすことを知っているので、毎度、テーブルの下で待ち構えているのです。

箸を止めてプラスチックのスプーンやフォークを使うことも考えていますが、脳の活性化のためにも箸を使える内は現状維持で行くつもりです。それでも、こぼすと困ることがあります。床に敷いてあるカーペット(義母が歩きやすいように畳の上に敷いています)が汚れたり、こぼしたおかずの中にはワンちゃんが食べてはいけないものがあるからです。

エプロンも検討しました・・介護用のエプロンには工夫されたタイプがあり、エプロンをしたままそれをテーブルに広げるものがあります。それを使ってもらおうかと家内と話していますが、義母が嫌がる可能性が大きいのでまだ使ってません。

じゃあ、義母専用のテーブルを買って、もっと体に密着させて食べてもらうか、と言うことになりました。家内と話した結果。早速、インターネットのショップで折りたたみ式の一人用のテーブルを購入しました。

テーブルについては安定性を重視しました。4本の脚が独立していなくて2本ずつつながっているタイプです。それが裏目に出ました・・。義母を椅子に座らせて、いざ、テーブルを引き寄せようとしたら、それが簡単にできなかったのです。当初の目論見はテーブルを目一杯引き寄せて体に密着させることでした。ところが、椅子の脚が邪魔になってテーブルを簡単に引き寄せられなかったのです。

いずれにしても、椅子がテーブルの下側に入ることが前提でした・まさか入らないとは・・そこまで頭が回りませんでした。そこで再度、検索してテーブルの脚が4本独立している普通のタイプをまた買うことにしました。それなら義母が椅子に座ってからテーブルをたやすく引き寄せることが出来ます。

ところで義母ですが、食事やトイレの補助をまだ必要としない、かつがつのレベルを維持しています。毎日、ボケ攻撃を受ける家内は気の毒ですが、100歳になっても補助ナシでやれることを考えると、我が家の在宅介護の利得は差し引きプラスです。

私の母の場合、認知症になったうえリューマチを患ってもいたので、晩年は家内が食べさせていました。それに比べると義母は・・凄いと言いますか、有り難いことです。

第45話を有り難うございました。

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