認知症の義母のためトイレ改造・・第44話

要約

義母がトイレで不始末をした原因の一つに、トイレの狭さがあるのではないか、と考えました。それで検討した結果、便器を最小タイプに変更し、トイレの改造工事に踏み切ることに。

本題

義母がトイレでパジャマやパッチにオシッコを引っかけるようになったので、トイレを改造することにしました。義母が認知症を患っているので、注意したり叱ったりはしません。第一、言われたことを覚えてませんから。それで、私たちがもっとできることは無いかと、家内と話し合った結果です。

確かにいまのトイレは狭くて、義母が難儀しながらパジャマ類をズリ下げています。私たちでさえ狭いと感じるほどです。いまの義母の状態では紙パンツの履き替えもかなり苦労していると思います。

義母は100歳・・認知症に加えて、体が硬くなっているし、運動機能は断然低下。それを私たちがもっと早く配慮するべきでした。なにせトイレの改造については、費用がかかることなので二の足を踏んでいたと言いますか、後手に回ったわけです。

費用はキッチンの入れ替えの半分程度です。トイレを拡張しないで便器をスリムに。便座に座って、その前のスペースを従来より10センチ以上、広くすることになります。タンクが付いていなくて手洗いを別に設置する最小タイプです。これで義母はトイレで難儀せずにやれることでしょう。加えて、家内が義母のトイレ補助をするときも断然、やりやすくなります。

これからは、義母が歳を重ねる度に屋内を改造する箇所が増えてくると思います。バリアフリーはその最たるものですか・・。車椅子を屋内で使うほど広くないので、あくまでも車椅子の使用を前提とはせずに、まずは、義母の部屋から玄関やトイレまでの通路の段差を無くすことですね。

義母の次は私たちの番です。これから義母のために改造する箇所は、結果的に私たちの先々の使用を前提とします。そう考えると義母のために費用や労力が掛かったとは言えず、高齢家族(私たち)全体の問題解決となるわけです。

言うなれば、義母のおかげで私たちは将来の準備を、せっせとしていることになります。別の角度からこの行いを観ると、義母に先駆けとして良い意味で体験してもらい、そして改善する箇所を明確にしておくことになります。そう考えて私たちなりに納得です。

第44話を有り難うございました。

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