認知症の義母が死去・・第57話

要約

義母が100歳で死去しました。あっけない最後でした。骨折による手術、入院からリハビリで復帰を目指していましたが、超高齢者なのでリハビリも順調には進めなかったようです。見込みのない復帰の先行きを読んだ天国の義父が義母を呼んだのかも、です。

本題

100歳で義母が死去しました。骨折→手術→リハビリ→ほぼ寝たきり・・骨折から約2ヶ月半を経過して、退院を楽しみにしていましたが、その予定日にリハビリ病院で早朝、旅立ちました。帰る予定と聞かされた後、眠ってそのまま息を引き取りました。穏やかな表情をしていました。

手術後1ヶ月半の間はまだ元気でしたが、歩けないせいかだんだんと食が細くなり、そして点滴の生活が続きました。最後の1週間、にわかに元気を取り戻し食欲も出てきたので安心していたのですが・・まさに眠るように人生を終えました。自然死だそうです。

歩けなくなったことが弱った原因だったのか・・なにしろ胃腸は私よりタフでしたからねぇ・・。年齢と認知症を鑑みますと、転倒による骨折は確率的に避けられないことでした。そう考えると寿命だったのかなと思います。

大正→昭和→平成→令和と100年の人生でした。その間、戦争に遭い、戦後の混乱を耐え抜き、子育てと、懸命に生き抜いたのだと思います。当時の不便な日常生活を思うと想像を超えた世界です。人生の終盤は、家内である娘と暮らすことができたので、その点では幸せだったと思います。

義母にとって認知症になったことは悔しくてたまらなかったかも知れません。普通の生活を送っていたのにこの病気を患ってしまうと言う如何ともし難いこと・・まるでジョーカーを引いたような出来事でした。私たちもこのリスクを回避できないかも知れません。後、何十年後かには解決できる病気であって欲しいです。

第57話を有り難うございました。

このシリーズはまだまだ続きます。

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