認知症の義母の経過及び私の認知症検査・・第53話

要約

義母はリハビリ中ですが、骨折前の状態は無理のようです。何しろ100歳・・まるっきりダメなわけでなく、多少は動けるので助かります。今後は老健から施設への入居となるでしょう。

本題

義母が骨折してからおおよそ1ヶ月が経とうとしています。リハビリの経過は年齢なりのようで、完全回復とは行かないようです。当初、せめてトイレに一人で行けるようにと期待しましたが、どうやら無理そうです。車椅子からさえも独力で立ち上がることが出来ませんでした。年齢から考えると術後の経過は超良好のようですが、やっぱりと言ったところです。

また、認知症も順調に進んでいるらしく、家に帰りたいとは言いません。それは有り難いことです。リハビリを3ヶ月やってから、老健に入ってもらうことになるでしょう。そのときも多分、帰りたいとは言わないでしょう。家に居ることが大好きだった義母なので、可哀想な気がしますが仕方のないことです。

仮に自宅での介護となると、今回の怪我の前のようには行かず、もっと悪い状況です。前は何とか歩いてましたが、このままの経過だと、不定期にやってくる尿意と便意のたびに起こしてからトイレまでついて行き、出るまで待ってからベッドに寝かすまでの付き添いです。

そうなるとヘルパーさんが居ない深夜、家内は寝ることが出来ません。それにベッドから起こしたり寝かしたりの場合、存外に老人は重いのです。体重が50kgぐらいでもとても重いのです。寝ることは出来ないし、重くて体力を消耗するし、これでは幾ら使命感と家族愛を持ってしても、老老介護では無理な話なのです。

リハビリから老健そして、施設に入居と言うプロセスにになるでしょう。ちゃんと歩けない義母の介護は、我々にとって無理無理です。自宅でほぼ寝たきりの老老介護となると、我々の体力と気力が続かないことは目に見えているので・・。

それから、いろいろなサービスをお願いするとしても、夜中の介護を頼むには勇気が入りますね・・。言い方が難しいですが、何しろ、他人ですからね・・こっちはぐっすり・・無理です。故に、入居のための費用をこれから検討しなければなりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

家内に連れられて脳神経内科に行ってきました。結論はいろいろ検査をして8月に結論が出る予定です。家内が先生から聞いたところ、認知症については今のところ大丈夫らしいです。・・まず、家内と一緒に診察室に入ります。

認知症の診察の場合、被診察者と先生のコミュニケーションが成立しない恐れがあるので付き添いは必須です。・・で、先生に診察してもらい(問診)ながら、途中で先生が単語を三つ言いまして、「後でこの三つを聞くので覚えておいてください」と言われました。

それから5分以上経過したころ・・かな、問診の途中で「さっきの三つを答えてください」と言われました。もちろん、答えました。それからまた途中でフォークや鉛筆等の小物5アイテムを見せられ、「これを良く見ておいてください、後で聞きますから」と言われ、そして「ではいまの五つのものは何だったか答えてください」と言われました。

1アイテムを1秒以内には答えられませんでしたが、2秒以内ぐらいで無事答えました。時間制限はありませんが、若いときのようにパッと出てこなかったので歳を感じました。その他三つぐらいの質問があり終了。取り敢えず、大丈夫でしたが、あと10年後は多少、苦労するかも、ですね。

第53話を有り難うございました。

Tags :

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です