認知症の義母がますます変・・第40話

要約

転倒してからますます支離滅裂になりました。朝の食事から寝るまでの間、理解に苦しむような言動が目立っています。家内が優しいのでなんら遠慮することなく、ゴミのような情報を家中にまき散らしています。もう、諦めるか、慣れるしかなさそうです。

本題

先週、転んでからますます支離滅裂になりました。お腹がすいたとは言いませんが、食べたばかりなのに「お昼はまだ?」、家内の妹は10年前に亡くなっているにもかかわらず「・・ちゃんまだ帰ってこないの?」、家内に「○○ちゃん、今日は夕食を早めにとって帰ったら?」等々、家内へのボケ攻撃が止むことはありません。

家内が相手にしないと、何度でも同じことを聞いてくるので「お昼はさっき食べたばかりでしょ、・・ちゃんは10年前に亡くなったのよ、もう私たちと3年以上も一緒に住んでいるのよ、毎日居るのよ、全然覚えてないの?」と言うと「そうなの?全然知らなかった」と真顔で答えています。家内も面倒くさいのか、だんだんぞんざいになっています。

この状態でも笑顔で答えてやることがテキスト通りかも知れません。しかし、毎日ではいい加減にしてほしいみたいな気分になります。家内もそうだと思います。そもそも、朝の食事からボケ攻撃が始まります。それにしても今日の朝はだいぶ変だったですねぇ・・。

「○○ちゃん、今日は何日?」「今日はデイサービスに行く日?」「デイサービスの車は何時に迎えに来るの?」これらに家内が一通り答えると、また始まります「○○ちゃん、今日はデイサービスに行く日かな?」・・家内は少しイライラしてきて、日付と曜日、時刻が表示されるデジタル置き時計を指さし「これをちゃんと見てよ、左から日付、曜日、時間が出てるわよ」「聞く前に自分でちゃんと見てよ」と言うと、義母は一応素直に、置き時計をに行って日付等を確認します。

でも、5分も経たないうちに「今日は何日?」と始まります。私が家内に「きりが無いからもう、ほっとけよ」「おまえが優しいから甘えてるんだよ」と助け船を出したつもり。助けているかどうかは不明ですが。すると家内は「無視してると何度でも聞いてくるのよ」。それじゃ無視するだけでもエネルギーを使います。詰まるところ、まともじゃないから退避するしかないが正解と言うことです。

「じゃ、俺と座る位置を変わろう」と言って私と家内が入れ替わります。私は食後にテーブルから少し離れたソファに座っています。そして義母は家内が食事の定位置から居なくなると、ひっきりなしにやっていたボケ攻撃をピタっと止めます。

結局、話し好きな義母は娘である家内と話したくて仕方が無く、かと言ってボケた頭では双方向で気持ちよく話すことが叶わない。それで、日付とかデイサービスについてだとかを、義母なりに考えて、話題にしてるんじゃないか、と。

デイサービスからの通信欄には、いつもニコニコして静かにしています、と評されています。内弁慶なので外では良い顔して、意に反した行動の故のストレス解消で家内へのボケ攻撃となっているのかも。もっとも叫んだり怒ったりはないので、最悪ではなく煩わしいだけなんですが・・。

娘だからでしょうか、嫁さんと違って遠慮はありません。まして娘が自分に優しいとなると、義母のやりたい放題のペースです。確かに、朝と夕方以降の時間帯は変です。昼間は少しまともみたいな感じです。コンディションの良いときにデイサービスと言うわけです。・・いまのありのままを受け入れるしかない状態では、その境遇を諦めるか異常な事態に慣れるしかないですね。

第40話を有り難うございました。

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