認知症の義母が骨折・・第31話

要約

義母が家の中で転び、肋骨を骨折しました。病院で診察してもらったところ、骨折しているが入院しないでいい、との診断。その結果、デイサービスを休んで家で療養です。義母は当然のことながら骨折したことを全く覚えていません。なんで痛むのか不思議がっています。動いて痛みが走るたびに家内に「なんで痛いのか」や「お天気が良いし、ちょっと散歩に」などといつも通り絶好調です。

本題

義母が今日の朝食前に部屋で転びました。床が畳なので大したことないだろうと高をくくっていました。ところが痛がって朝食をパスし、ベッドに入り込んでしまいました。家内が病院の整形外科に連れて行ったところ、あばら骨を骨折していたそうです。デイサービスには行っても構わないそうなので、一安心。

幸い骨折とは言え、入院するほどではないとの診断でした。これでこの5年間に転んでの骨折は3回目です。いまのところ、腕、頭、肋骨と上半身ばかりです。足の骨折は確率的にありそうですが、股関節なら最悪。

私の母が雪の日に転んで股関節を骨折し、寝たきりになってしまいました。超高齢者の骨折は怖いですね。そのとき母は80歳過ぎでしたが、3日程度寝ただけで歩けなくなりました。義母もそのリスクは十分。家内がピッタリくっついて生活できませんから、そうなったときどうするか・・。

当然、自力でトイレに行けなくなったり、寝たきりになったりするかも知れません。介護施設を利用できなくなる代わりに、ヘルパーさんに来てもらったり、入浴サービスを利用したりでしょうか。・・・義母が日中に家内を呼びつける回数は10回以上、になるかも知れません。

とりとめも無くそう考えていると、痛み止めが効いてきた義母が散歩に出ようとします。痛み止めが効いたと言っても、動いた瞬間に痛みは走るようで「痛い!痛たた!」と義母はうめき声を上げます。その度に家内が痛いわけを太字で書いた紙を見せるのです。

するとそのときは理解するのですが、1分も経たないうちに「なんでこんなに痛いんだろうね」とか「ちょっと散歩に行ってくるよ」などと何事も無かったように振る舞うのです。そして「痛た!」「なんでこんなに痛いんだろうね」「ちょっと散歩に・・」が始まります。

書いた紙を見せる → 納得する → 忘れて痛いと言う → 書いた紙を見せる → ・・この繰り返しです。まるでループに入り込んだみたいです。体を動かして痛いと言って始まるこのサイクル・・間欠的にせよ、家内にすればいくら親とは言え、一日中これではもう我慢の限界。

危ないから一人には出来ないし、家内の気分転換のためには明日あたり、私が義母を見守るしかなさそうです。今月から私の勤務日数を減らしたのでなんとか家内をサポートできそうです。それにしても、デイサービスを休まれると家内のストレスが満杯になるかも知れません。来週にはデイサービスに行ってもらいます。

義母がなぜ転んだのかは、謎です。多分、テーブルの脚につまずいて転び、骨折したんだろうと思います。早いところ、テーブルを折りたたみ式に替えてみます。テーブルが少々狭くなりますが、致し方ありません・・。

第31話を有り難うございました。

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